高次脳機能障害に関する明確な定義はありませんが、一般的には交通事故によって脳に損傷を受けた者が、外観上は回復しているにもかかわらず、失語や記憶障害などの症状が残存してしまうケースを高次脳機能障害と呼んでいます。
下記のようの主な症状が外見からはわかりにくいために、以前は交通事故の後遺障害として見落とされがちでした。近時は裁判などにおいても後遺障害として認められることが多くなってきましたが、まだまだ難しい問題も多く残っています。
(高次脳機能障害の主な症状)
- 失語
- 人に自分の意思を伝えたり、人が言っていることが理解できなくなり、他人とのコミュニケーションが困難となってしまう。
- 記憶障害
- 新しいことが覚えられなくなるため、病院の予約や人の名前をすぐに忘れるようになってしまう。
- 行動障害
- 事故前は普通に出来ていたことが出来なくなり、また、周囲の状況に合わせた行動がとれなくなってしまう。
- 人格的な変化
- 欲しいものが我慢できない、些細な事で激しく怒り出すなど感情のコントロールが出来なくなってしまったり、また、行動や発言が子供のように幼稚になってしまうこともある。